[撮影:蜷川実花/hair & make up TAKAI(undercurrent)/styling 櫻井賢之[casico]/costume UJOH ウジョー]
[撮影:蜷川実花/hair & make up TAKAI(undercurrent)/styling 櫻井賢之[casico]/costume UJOH ウジョー]
この記事の写真をすべて見る

「事故物件ゾク 恐い間取り」で、映画単独初主演を務めるSnow Man渡辺翔太。いちばん大きな笑みを見せたのはSnow Manのメンバーについて話すときだった。AERA 2025年7月28日号より。

【写真】めずらしい? メガネをかけた渡辺翔太さん

*  *  *

 Snow Man12枚目のシングル「SERIOUS」は、映画「事故物件ゾク 恐い間取り」の主題歌。渡辺翔太は「自分でグループに曲を持ってこられたというのは、ひとつ、とても大きなことなので。やりがいを感じながら、グループに何か還元できればいいな」思いを明かした。

メインを張る渡辺の唯一無二の歌声とメロディーラインとが相まって、一度聴いたら忘れられない楽曲に仕上がっている。ホラー味のある振付やインパクトの強いミュージックビデオ(MV)も印象的だ。

「この曲も、何回打ち合わせしたかな?っていうぐらいで……曲が上がってきて、メロディーをこうしてください、歌詞はああしてください、っていうラリーを、何度も繰り返しましたね」

 渡辺自身もかなり意見を出したのかと問うと、うれしげに、そして自慢げに破顔した。

嫉妬とかなく、素直に

「いや、そこがSnow Manのいいところで。僕主導であってもいいはずなんだけど、もう関係なく、横並びで。メンバー全員が映画の概要を見てくれて、こうしたほうがいいんじゃない?と意見を出しあって。みんなでこの1曲をいいものにする、っていう足並みが揃っている感じは素敵だなあ、と。

 歌詞も、ホラーだから“渡辺くん目線”じゃなくて、“お化け目線”でも面白いんじゃない?みたいな案を目黒(蓮)が出してくれたり。映像だったら、こういうMVがいいんじゃない?ってラウールが提案してくれたり、ホラーに引っ張られすぎず、逆にちょっとポップにしても面白いんじゃないか、みたいな意見をほかのメンバーが出したり。誰のタイアップだろうが関係なく、みんなでいいものを作ろうという気持ちに、温度差がない。熱量が変わらないところが、ほんと、素敵なグループだなって思う」

次のページ 初の音楽フェスに出演