AERA 2025年7月28日号より
AERA 2025年7月28日号より

 実際、Snow Manのメンバーは、「翔太、いい曲を持ってきてくれてありがとう」と、機会があるごとに表明している。

「そう。嫉妬とかなく、素直に喜んでくれる。その、わりと難しいことが、簡単にできているのが、いまのグループのいいところなのかなと思いますね。

 仲がいい。というだけじゃなく、プラス、ちゃんと称えあうことができているっていうのが、いちばんでかいと思う。みんないい意味で、プライドがないというか。

 グループ活動をしていると、プライドにこだわらずにいるのは、意外と簡単なことじゃない。それを簡単にできているから、みんなすごいな、って思いますね」

 それが、Snow Manの魅力にもつながっている。

「うん。それがいまの活動の幅にも、ちゃんとつながっている気はしますね」

初の音楽フェスに出演

 8月には、グループ初の出演となる音楽フェスティバル「SUMMER SONIC BANGKOK」の出演も決まっている。「フェス、はじめてですね」とうれしそうな渡辺に、アイデアはもうあるのか、「SERIOUS」の披露予定はあるか、訊いてみた。

「どうなんですかね? 日本じゃないし、フェスだし、僕らを知らないお客さんも観てくれるから、どういうパフォーマンスをするのがいいのかな?って。観てくれる人を喜ばせるだけじゃなくて、自己紹介というか、改めて知ってもらう機会というのもかなりの部分を占めているので、そう考えると選曲もけっこう変わってくるかな?と思います。

 国によってやっぱり音楽の好みも全然違うから、それに合わせたいですね。日本の方はこういう曲が好きだけど、バンコクにいらっしゃる方はどういう音楽が好きなんだろう?っていう。いまのファンの方たちにはあんまり馴染みないけど、逆に、海外ではもしかしたらこの曲をやったほうがいいかも、みたいな違いもあるかもしれない。だからいま、試行錯誤中ですね。本当に何も決まっていない状態で、これから何を歌うかセットリストを組んで……まあでも、タイに詳しい向井(康二)がいるので、彼に頼りながら、決めていけばいいのかなと思っています」

(編集部・伏見美雪)

AERA 2025年7月28日号より抜粋

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