
歌手の中森明菜が60歳の誕生日を迎え、都内でファンクラブ向けの還暦記念イベントを開催した。
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このバースデーイベントは7月12日〜16日まで、昼夜9公演にわたって行われており、各回わずか156人という超プレミア仕様。最前列のファンとは至近距離で向き合うことができ、その一体感が何よりの魅力となっている。
7月14日に配信されたサンケイスポーツの記事によれば、イベントでは“明菜節”が全開。アイドル時代と変わらぬオーラをまとい、赤い異国風の着物姿で登場すると、「還暦だよ」「ついこの間まで16歳だったのに」とおどけてみせ、集まったファンの笑顔を誘う場面もあったという。また、観客の求めに応じてグラスを手にして乾杯したり、ファンが我慢できずにトイレに立つと、「待ってるよ」とトークでつなぐ優しさも見せていたというから、ファンは号泣ものだろう。
そんなちゃめっ気のあるトークから一転、ステージでは「飾りじゃないのよ涙は」や「I MISSED “THE SHOCK”」のJAZZバージョンなど、メドレーを交えて計10曲を披露したようだ。
「長らく体調不良だったこともあり、昨年までは“無理をしない範囲での活動”という印象でしたが、今年はまったく違います。イベントの数も増え、声の張りも戻ってきた。彼女自身の中で何かが切り替わったのだと思います」(スポーツ紙芸能記者)
事実、4月には大分市で行われた野外音楽フェス「ジゴロック2025 大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL」に出演。5月には「中森明菜 Tribute Concert “明響”(めいきょう)」で、豪華出演者が明菜の名曲をカバーするなか、アンコールでは明菜本人も客席に登場した。さらにはアニメ「あらいぐま カルカル団」(日本テレビ系)で33年ぶりの声優にも挑戦するなど、今年に入ってからの明菜は、これまでにないペースで表舞台に立ち続けている。
しかし、そんな積極的な活動にもかかわらず、民放各局の音楽特番にはその姿がない。
「明菜は昨年もサンケイスポーツの独占取材に応じ、その後、ニッポン放送に出演。今回のイベントも同様ですが、“フジサンケイグループ”との関係性が強まっている印象です。そのため、地上波での生歌唱はフジテレビが濃厚と見られていたのですが、7月2日放送の『FNS歌謡祭 夏』では、氷川きよしと倖田來未が明菜の代表曲『TATTOO』をカバーしたものの、明菜本人は出演せず。フジテレビは中居正広騒動による一連の問題でそれどころではなかったのかもしれませんが、他の番組でも出演予定はなく、ファンにとってはヤキモキする状況となっています」(同)