バンコクで行われた「Love at 1st Episode」で、真っ暗な映画館の客席後方ドアから登場し、スポットライトと大きな歓声を浴びて手を振る向井康二。ステージに上がらず脇からハケる振りをしたり、上がったステージからすぐに降りてみせたりと、小ボケを挟むことも忘れない
バンコクで行われた「Love at 1st Episode」で、真っ暗な映画館の客席後方ドアから登場し、スポットライトと大きな歓声を浴びて手を振る向井康二。ステージに上がらず脇からハケる振りをしたり、上がったステージからすぐに降りてみせたりと、小ボケを挟むことも忘れない

 ジュンジのキャラクターは、この日ステージに登場した脚本家チームが明かしたところによると、向井とは「真逆のキャラを作ってみよう」という考えから生まれたのだそう。

 ストーリーを考えるにあたり、「康二がセンターで、キャラクターは日本人だけどタイ語がしゃべれる、という設定」だけは決まっていたため、「まず康二のキャラクターをリサーチした。その結果」、「康二が演じたら、たぶんギャップがあってかっこいいんじゃないか、というキャラクターを作った」という。

「プライベートはかっこいい」と言われる向井ではあるが、普段は見られない姿が次々と現れ、見た者を凍りつかせそうな視線から、やわらかく緩む口元まで、表情で見せる演技で魅了。監督も、「注目してほしいのは、まずは演技力。とにかく康二もマーチも演技力がすごい」と太鼓判を押す。

 本誌6月30日号掲載のインタビューで、向井が語っていた「表情管理がすごいの。声の表情が特に好き」というマーチの演技にも注目したい。

 タイでの今夜21時30分からのテレビ放送に時間を合わせて、2時間の時差がある日本では23時30分から、日本語字幕つきのディレクターズカット版が動画配信サービスLeminoで配信される。

(AERA編集部・伏見美雪)

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