佐々木希(写真:西村尚己/アフロ)
佐々木希(写真:西村尚己/アフロ)
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 女優の佐々木希(37)が7月2日放送の「1周回って知らない話 2時間SP」(日本テレビ系)で、「いまだに許していない」「経過観察中」と夫・渡部建の不倫騒動についてテレビで初めて言及した。その言葉には、どこか吹っ切れたような印象と、いまだ消えぬ苦しみが見え隠れしていた。

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 2020年の「多目的トイレ不倫」から5年。スキャンダル後も夫を支え続け、第2子も出産した佐々木だが、「許せない」という感情は残っているようだ。それならなぜ離婚しなかったのか、なぜ今も渡部のそばにいるのか……その背景には、彼女自身の過去や「家族への執着」が関係していそうだ。

 佐々木は夫婦関係を“再構築”した理由は明言していないが、断片的な報道を総合すれば、やはり「子どものため」だったと考えられる。第1子誕生は騒動前だったが、第2子の出産は、スキャンダル発覚後の23年4月だった。離婚相談も手がけるカウンセラーは佐々木の気持ちをこう分析する。

「自分を裏切った夫の子をまた妊娠・出産するというのは、世間一般的には、なかなか理解が得られにくい行為だと思います。実際、SNSでは『普通なら体を触られることも嫌になるはずなのに、なぜ2人目をつくるのか』という声が多く上がっていました。しかし一方で、“もう一人子どもを持つことで夫を家庭に縛り付ける”という選択は、実は不倫を経験した夫婦によく見られる現象です。『家族』という形をより強固にすることで、夫の浮気への抑止力にする……つまり、子どもが“錠”の役割を果たすというわけです」

 37歳となった2月には「ママおめでとう」「Love」と書かれた手紙と花を子どもたちから贈られ、「嬉しい」とSNSで喜びをつづっていた佐々木。母の日にも「Happy Mothers Day」「ままありがと」との手紙も公開しつつ、「ママにしてくれてありがと ママの好きな色でハートにしたよって もらって泣いた 単純なママ。」とインスタにつづっており、子どもの存在が彼女の心を満たしていることは明らかだ。

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