6月25日に77歳の誕生日を迎えたジュリーこと沢田研二
6月25日に77歳の誕生日を迎えたジュリーこと沢田研二
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 6月25日で、喜寿、77歳を迎えた沢田研二さんはテレビに出演しなくなって久しいです。ただデビューから50年以上たったいまでも、精力的にライブで全国を回り、変わらぬ歌声でファンを魅了し続けています。AERA編集部では、Z世代をはじめ、その躍動をリアルタイムで知らない世代にお勧めしたい「沢田研二らしい一曲」についてアンケートを実施。10~6位に続き、TOP5を発表します。

【写真】すごい色気…やはりジュリーは「別格」

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 AERA編集部では、沢田さん、ザ・タイガースの楽曲で、①1980~85年のシングルの中から、あなたが「最も好きな曲」をひとつだけ選ぶとすると、どの曲?②リアルタイムで沢田さんを知らない世代にお勧めしたい「沢田研二らしい一曲」は何?という設問で、6月17~22日にインターネット上で読者アンケートを実施。977人から回答がありました。

 この記事では、リアルタイムで沢田さんを知らない世代にお勧めしたい「沢田研二らしい一曲」のランキング10~6位を発表します。

(以下に、アンケートに寄せられたコメントを紹介しています。読みやすいように一部で内容を修正したり、改行を加えたりしています)

第5位「ヤマトより愛をこめて」

 TOP5の最初は「ヤマトより愛をこめて」。この曲は、78年公開の劇場用アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のエンディングテーマ。映画の思い出と共に、この曲への思いが語られる。

「中学生の時に観に行った、映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』のエンディングにこの曲が流れた時に、映画の内容も合わせて涙が止まりませんでした。阿久悠さんの綴る愛と生命を歌うジュリーの歌声が心に染みる名曲です。当時の私のような若い人達にも聴いてもらえたら嬉しいです」(50代・女性)

「沢田研二さんはロックンロールが似合いますが、幅広いジャンルを歌える唯一無二のシンガーでありアーティストだと思います。若かりしころ満員の映画館で立ち見で見た『さらば宇宙戦艦ヤマト』のエンディングで流れたこの曲は忘れられません。心の奥底にスーッと入り込んでくるのは沢田研二さんの表現力と声の魅力の賜物です」(60代・女性)

「当時、私は小学5年生で『宇宙戦艦ヤマト』が大流行していました。私はテレビでこの曲を聴き、これをクラスのみんなで合唱すると決め、テレビでこの曲を録音してピアノ伴奏を耳コピし、授業が始まる前、毎朝クラス全員で歌いました。ジュリーのキーは小学生が歌うと裏声で歌うことになり、ウィーン少年合唱団のようにきれいな歌声で歌ったことを今でも覚えています。

 そして46年後、初めてジュリーのコンサートに行き、この曲を生で聴きました。その感動たるや! あのジュリーが目の前にいる!あの声が、生きた声がこの曲を歌っている! テレビで録音した歌は1番だけで、思えば1番の歌詞しか知らなかった。大人になって聴いた2番の歌詞に涙した、46年越しに改めていろんな感動をもらった曲です。歌い続けてくれたジュリーに感謝。尊い歌声に感謝。人生を共に歩んでくれた数々のヒット曲に感謝しています」(50代・女性)

 46年越しの感動……リアルタイムで沢田研二を知らない世代にも、「ヤマトより愛をこめて」の素晴らしさは伝わるのではないだろうか。

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