第4位「そのキスがほしい」

 第4位は、ライブで盛り上がるとして超有名な「そのキスがほしい」。2008年に還暦の記念に行われた2大ドームコンサート「人間60年・ジュリー祭り」の一曲目にも披露された。京セラドーム大阪、東京ドームに「キャー!」の大歓声が巻き起こった。

「60歳の時に東京ドームで行われたライブで、1曲目に披露された曲で、めちゃくちゃかっこよくて鳥肌立ちました」(30代・男性)

「還暦の時、激しく歌うJulieが印象的でした。オープニングの曲でインディアンの羽根を被って歌うJulie,素敵でした」(70代・女性)

「ライブで最高に盛り上がれる曲 いくつになってもキャーと叫べる」(50代・女性)

「ライブの時の爆発力、最高です! 全ての人とジュリーの一体感が凄い!」(60代・女性)

「やはりライブで盛り上がりましたね~。ひざまずいてジュリーが、“そのキスがほしい”と言えば、もう最高ですね~」(70代・女性)

 喜寿になった現在も精力的に活動を続けている沢田研二だが、この「そのキスがほしい」はライブで聴いてほしいという。

「今現在のライブでも会場が大いに盛り上がる曲ですね~ 若い方もライブに足を運んでください。損はさせませんよ!!」(60代・女性)

第3位「勝手にしやがれ」

「勝手にしやがれ」ジャケット写真 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋 
「勝手にしやがれ」ジャケット写真 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋 

 第3位の「勝手にしやがれ」は、77年「第19回日本レコード大賞」の大賞を受賞している、ジュリーの代表曲ともいえる。

「文句のない名曲中の名曲。もちろん他にもいい曲は沢山あるが、知らない世代への入り口としてはもってこいではないか。僕も世代ではないがこの曲をきっかけにジュリーにハマった」(30代・男性)

「大ヒットした曲なので、音源や動画はたくさんあるでしょうから、お若い方にも理解してもらいやすいと思います。Z世代のうちの子たちも知っています、私が聞いていますので」(60代・女性)

「帽子を鮮やかに放り投げる、ジュリーだからこそサマになり、セクシーにみえました。こどもながらにカッコいい!と思ってました。どの曲もジュリーなので一曲だけ選ぶのは難しいけれど、あえてといわれたら勝手にしやがれかなぁ」(80代~・女性)

「勝手にしやがれ」でジュリーが帽子を投げる振り付けは、子どもたちも真似をして、保育園の帽子や学校の帽子を飛ばしまくっていた。「日本レコード大賞」に選ばれただけある、まさに大衆に愛された曲だ。

「『勝手にしやがれ』がリリースされたのは、私が5歳の時ですが、幼稚園や近所で遊んでる時も、帽子を投げて歌うジュリーを真似する子がいました。私は幼ながらに、“愛というのに照れてる”とは何なのか、意味が分からないと思いながら、頭をポンと叩く振り付けをしながらのびのび歌うジュリーを、とにかく素敵だとジーッと見ていました。歌の肝は、年齢に関係なく、スーッと伝わるものなのだなと、成長して改めて聴いて気がつきました」(50代・女性)

 5歳児も魅了する「勝手にしやがれ」。令和の時代に老若男女に愛される大衆曲は出てくるのだろうか――。

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