よゐこの濱口優さん(事務所提供)
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 私だけが忙しく家事をしている間、夫は暇そうにしている──。パートナーの姿勢に対する不満は家事シェアで揉める最大の理由の一つだが、よゐこの濱口優さんは「勝手に体が動く」と語ります。その納得の理由とは。(全2回の1回目/後編に続く)

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――2018年に南明奈さんと結婚されてから、家庭内で家事についてのルールなどはありましたか。

 明確な決め事というのはないなあ。「あれしてね」「これだけやってね」みたいな、分担を決めることはなくて、なんとなく、いつの間にか分担されていて、ここまで来ているという感覚です。あ、でも「電気はつけたら消してね」「ドアは開けたら閉めてね」くらいの指示はいつもありますけどね(笑)。

――どんな家事を自然に担当するようになったのでしょうか。

 主に掃除ですね。結婚前に明奈が「結婚したら料理は頑張りたい」って言ってくれていて、本人いわく、もともと料理は苦手みたいなことを言っていたんだけど、レシピ本を見ながら日々頑張っている姿を見ていたので、「じゃあ、他のところは僕がやろう」と。僕がもともと掃除好きなこともあって、自然な流れでシェアされていった感じですかね。あまり強く意識はしてなかったと思いますけど。

「僕も今、働いてるで~」

――片方が家事をやっているときに、もう片方が暇そうにしているのを見るという状況は、家事シェアの中で最も不満がたまりやすいポイントだそうです。AERAのアンケートでもそうした声は多く見られました。

 朝ご飯を作ってくれているとか、家族のために何かをしてくれているときに、黙ってテレビを見ていたり、ごろごろと座って携帯をいじっているということが、なんか僕、できなくて。一生懸命、僕のためにやってくれている人がいるのに、自分は当たり前のように座っているっていうのは間違っているかなあと思うし、僕は勝手に体が動いてしまっているというか。「僕も今、働いてるで~」って掃除をしています(笑)。

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