
「一日三食、きちんと食べる。それが私の元気の基本です」と語る102歳・堀野智子さんが続けてきた、ブレない食習慣とは?
「お腹が空いたら食べる」より、「決まった時間にしっかり食べる」。流行の健康法に流されず、自分のリズムを守るのが、堀野さんの健康の秘訣。朝は時代劇を見てから、昼も夜もゆったりと自分のペースで。102歳を支える暮らしの知恵と、日々を丁寧に生きる姿勢を、『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。
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――堀野さんの食習慣についても教えてください。
私は、一日3食きちんと食べるのは若いころから変わりません。
近ごろは「食事は時間を決めて食べるよりも、お腹がすいているときに食べるようにするといい」などと言われることもあるようです。
理屈はわからないではないのですが、長年しみついた「一日3食、決まった時間に食べる」という習慣は、そうそう変えられるものではありません。
それに私は一度決めると「絶対にそれを守り抜きたい」と思ってしまう頑固者でもあるのです。
だから時間を決めてその都度しっかり食べています。
ここのところは朝8時半、午後1時、午後7時の3回です。さてはみなさん、高齢者のわりには食事の時間が遅いと思ったのではないでしょうか?(笑) 私自身もそう思います。
朝6時半には目が覚めるのに、朝ごはんは8時半です。その理由の一つはあまり空腹を感じないからです。
また、食事の前にゆっくり時間をかけて身づくろいをしたり、大好きな時代劇を見たりしているというのもあります。