JIN(32):1992年12月4日生まれ。ボーカル担当。果川(クァチョン)出身。メンバーの中で最初に入隊し、除隊後はバラエティー番組「走れ、ソクジン」を通し、新たな分野に挑戦する姿を見せた(写真:Mydaily/アフロ)
JIN(写真:アフロ)

 Vのファンはソウルの若者が集う街、聖水洞(ソンスドン)に、JUNG KOOKのファンはソウルの大型商業施設COEXモールに除隊祝いの超大型広告を1週間にわたって掲げる。

 JINが18カ月の兵役を終えて最初に除隊した時には、兵役中のメンバーが休暇を取って駆け付け、祝った。RMがサックスを演奏し、メンバー同士抱擁を交わす姿が報じられた。除隊翌日にはソウルでデビュー11周年記念ファンミーティングが開かれ、JINは久々のファンとの再会を果たした。

 J-HOPEの除隊時には、JINが出迎えた。HYBEが混雑による事故の予防のため、現場訪問を控えるよう呼びかけ、ARMYは垂れ幕とアドバルーンで除隊を祝った。

V(29):1995年12月30日生まれ。ボーカル担当。大邱(テグ)出身。深みのある低音ボイスが武器。バラエティー番組「ソジンの家」に親友のパク・ソジュン、チェ・ウシクと出演し、注目を集めた(写真:Mydaily/アフロ)
V(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

 一足先に除隊したJINとJ-HOPEはそれぞれソロで活躍の場を広げている。JINは除隊わずか5日後、韓国最高峰の済州島の漢拏山(ハルラサン)登山に挑んだ。その様子はリアルバラエティー番組「走れ、ソクジン」を通して公開された。JINの本名はキム・ソクジンだ。海洋警察訓練、アクション演技など次々に新たな分野で奮闘するJINの挑戦が人気を集めた。36回にわたってファンを楽しませた「走れ、ソクジン」だが、5月27日配信の回が最終回となった。

 完全体での復活準備のためという見方もあるが、JINは5月16日にミニアルバム「ECHO」を発売し、6月28日から千葉と大阪を含む世界9都市でソロコンサートを開く。

 J-HOPEは2月から初のソロワールドツアーをスタートし、アジアと北米の15都市を巡って6月1日の京セラドーム大阪で最終公演を迎えた。

(ライター・成川彩)

JUNG KOOK(27):1997年9月1日生まれ。ボーカル担当。釜山(プサン)出身。歌やダンス、ルックス、運動神経まで完璧なことから・黄金の末っ子・と呼ばれる。2022年のサッカーW杯開会式でソロで熱唱した(写真:REX/アフロ)
JIMIN(29):1995年10月13日生まれ。ボーカル担当。釜山出身。しなやかでキレのあるダンスと艶のある声が魅力。2023年発売のソロアルバム「FACE」は発売初日にミリオンセラーに(写真:AP/アフロ)
SUGA(32):1993年3月9日生まれ。ラップ担当。大邱出身。力強いラップで感情を表現する。BTSの作詞作曲&プロデューシングだけでなく他のアーティストにも楽曲を提供し、幅広く手腕を発揮(写真:Best Image/アフロ)

AERA 2025年6月16日号より抜粋

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