テレビでは一発で決めなければいけない緊張感がある。「難しさはあるけど、それもめっちゃワクワクします」(エース)(写真:蜷川実花)
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 先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA DIGITAL」で2025年6月2日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。

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 2024年のM-1グランプリで準優勝に輝いたバッテリィズ。M-1への思いやエースの魅力について語った。AERA 2025年6月2日号より。(後編に続く)

──次々に繰り出される偉人の名言に軽快なツッコミを入れていく。その度会場に笑いの爆発が起きる。史上最多の1万330組がエントリーしたM-1グランプリ2024で準優勝を果たしたバッテリィズは、決勝のファーストラウンドから鮮烈な印象を残した。

寺家:一言で表すなら、「バッテリィズになれてたな」という感じです。ファイナリストの10組じゃなくて、バッテリィズとして出れた。もっと言ったら、「エースとして出れてたな」って見せ方ができた印象があります。

エース:ずっとM-1の決勝に出たかったんですよ。いっぱい見てくれる人がいるから。もちろん優勝できたらいいですけど、出たい理由はそれだけです。で、出たらもうこっちのもんやなって思ってて、それがうまいこといった。過信かもしれないですけど、芸人始めたときから、そうなれるって思ってたんです。

寺家:コンビ結成の5年目か6年目ぐらいから思っていたことなんですけど、ネタが終わったあとにエースという人間がみんなの脳みそに残るようにしたかった。それをできた実感はあります。

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