
「悪く受け取らない。それだけで、人生はずいぶん楽になります」──102歳・現役美容部員・堀野智子さんの“ポジティブ思考”の秘訣とは?
夜勤でも楽しむ。嫌な一言も気にしない。大切なのは、物事の“見方”を自分で選ぶこと。「若いから大丈夫!」「せっかくなら楽しもう!」と、いつでも前向きに日々を乗りこえてきた堀野さん。その根底には、「嫌な面を見るより、光の当たるほうを見る」というブレない姿勢がありました。
誰でもすぐに取り入れられる“楽しく生きる技術”を、堀野さんの最新刊『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。
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――堀野さんはいつもすごく前向きで、ポジティブ思考だと言われることが多いそうですね。毎日を楽しく生きるためのコツは何かありますか?
物事って悪く考えようと思えば、いくらでも悪く受け取れるものだと思うんです。
だからこそ、あえて「悪く受け取らない」ことが大事なのではないかと思ってきました。
悪いことといいことは表裏一体というふうにも思います。光が当たる面もあれば当たらない面もありますよね。それと同じです。
たとえば若いころ電話局で働いていたとき、24時間誰かが対応しなければならないので、交代制の勤務でした。
一般的に健康を維持するには、早寝早起きをして規則正しい生活をするのがよいとされています。