柴田純治さん(右)、土屋志帆さん(写真:MIKIKO)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2025年5月26日号では、Co-leadersの柴田純治さんと夫婦・カップルのシステムコーチ、土屋志帆さん夫婦について取り上げました。

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妻33歳、夫37歳で結婚。長男と3人で暮らす。

【出会いは?】リーダーシップ・プログラムの研修で出会う。

【結婚までの道のりは?】交際はせず、夫がプロポーズ。リーダーシップ・プログラム終了後、約半年で結婚。

【家事や家計の分担は?】コロナ禍で役割をチェンジ。今は料理、買い物、ゴミ捨て、食器洗いは夫。洗濯物干し、取り込みは妻。夫婦で会社を経営しているため、家計は経理も含めて一緒に管理。

夫 柴田純治[47]Co-leaders代表取締役/ゆめみ執行役員、コーチ

しばた・じゅんじ◆1977年生まれ、長崎県出身。2004年に京都大学を中退、ゆめみにエンジニアとして入社。17年にCo-leadersを設立。22年、ゆめみ取締役。24年に同社執行役員

志帆とはリーダーシップを学ぶためのプログラムで出会いました。その一環でペアを組み、自身の人生の痛みについて語り合う経験を経て、結婚に至りました。

 ステップファミリーだからこそ、家族の形に正解はないし、私たちらしい家族をオリジナルでつくってきました。「こうあるべき」ではなく「こうしたい」と考えながら、自分たちだけの家族の形を育てています。

 二人で一緒にやりたいことを仕事にしたくて、会社を立ち上げました。仕事でもプライベートでも、一緒に何かをつくるのが本当に楽しい。私が悩んだときには、彼女はもちろん、息子にも相談します。家族がひとつのチームのような存在です。

 夫婦で北欧に滞在しながらリモートワークをしたこともあります。11月22日の「いい夫婦の日」には、出会いや気づきをシェアするイベントを開催しています。多様な夫婦に出会うほど、私たちの関係性がよりよくなっていくのを感じています。

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