夫 スロヴェイ・ヴィヤチェスラヴ［41］ZenGroup 代表取締役
Surovyi Viacheslav◆1983年、ウクライナ生まれ。2003年に富山大学へ留学、その後東京大学で修士号・博士号取得。14年にZenGroup株式会社を創業。購入代行サービス「ZenMarket」のマーケティング、海外向けサブスクリプションボックスサービス「ZenPop」を担当
ウクライナの大学で日本語を専攻したときは「おもしろそう」くらいの気持ちでした。子ども時代に空手を習ったり日本文学を読んだりしていたことも関係があったかもしれません。富山大の留学生つながりで妻と出会いました。
学生時代から実家に日本のお土産を持っていくとすごく喜ばれたんです。そこで妻と仲間と輸出業をメインにした会社を立ち上げました。いま従業員は世界34カ国、400人を超え、日本の文房具を詰めたボックスが毎月届くサブスクリプションも人気です。
妻と一緒に仕事をするのは自然でした。私は構想や企画は得意で、彼女はオペレーションが得意。家具の組み立ても私は直感でやってしまいますが妻はきちんとマニュアルを読む。彼女がいてくれると「ネジが余った？」とならないので助けられています（笑）。
夫婦としても会社としてもウクライナを支援し、現地スタッフのサポートや寄付などを行っています。戦争が終わって、家族が揃って会えることが、私のいまの夢です。
（構成・中村千晶）
※AERA 2025年5月19日号
こちらの記事もおすすめ 「夫は“推しエンジニア”でありママ友のような存在」 日米を行き来しながらキャリアも継続［AERA最新号はこちら］
