嵐が活動終了を発表した翌日のスポーツ紙(撮影/写真映像部・新崎美菜子)
嵐が活動終了を発表した翌日のスポーツ紙(撮影/写真映像部・新崎美菜子)
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 5月6日、国民的アイドルグループ「嵐」が、2026年5月をもって正式に活動を終了することをファンクラブサイト内で発表。活動休止から約5年、ファンの間では再始動への期待も高まっていたが、ついにグループとしての幕を閉じる決断が下された。

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 この発表はメンバー5人がそろって出演した動画で行われ、相葉雅紀が「直接感謝の思いを伝えるために、私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春頃に予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます」と述べると、櫻井翔が「このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします」と語った。

 デビューから26年、数々の記録と記憶を残してきた嵐。その歴史を振り返りつつ、活動終了に至るまでの軌跡をたどってみたい。

 デビューは1999年9月15日、ハワイ・ホノルル沖のクルーズ船上で行われた記者会見で発表され、同年11月3日には、シングル「A・RA・SHI」でCDデビューを果たした。しかし、デビュー当初から順風満帆だったわけではない。

「大野智はもともとイラストレーター志望で、『仕事が見つかったら辞めるつもりだった』と語っています。櫻井は、大学進学を考えており学業優先、二宮和也は演劇一本で行くと決めていた。つまり、デビュー時、嵐のメンバー5人のうち3人は“別の道に進むつもりだった”わけです。その後の活躍からすれば信じられないですよね。ちなみに、大野はあの滝沢秀明氏よりもジャニーズ入所が早い“先輩”なんです。あまり威張るタイプではないので知られていませんが、実は初期ジュニアの中では古株中の古株です」(女性誌記者)

 デビュー当時は、メンバー内で「○○リーダー」を決めていたことはファンの間でも有名な話。それぞれの担当は、櫻井は「勉強リーダー」、二宮は「芝居リーダー」、大野は「ダンスリーダー」、相葉雅紀は「銀幕リーダー」、そして松本潤は「お笑いリーダー」とされていた。

「正直、松本にお笑い担当のイメージはあまりありませんが、ジュニア時代は番組などでいじられ役でしたからその名残かもしれません。相葉はジュニアの時に松本、横山裕と一緒に映画『新宿少年探偵団』で主演しているので、『銀幕リーダー』なのでしょう」(前出・女性誌記者)

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