11月18日から5日間、箱根・富士屋ホテルのスイートルームが劇作家・パフォーミングアーティストの小林賢太郎氏のプロデュースにより生まれ変わりました。名付けて「Dewar’s room」。
Dewar’s=デュワーズは1846年創業のスコッチウイスキー・ブランド。アメリカでスコッチといえばデュワーズであり、日本でもこの4年間で販売量が5倍以上の急伸を遂げているとか。
プライベートでもウイスキーを愛飲するという小林氏。“起源”をテーマに手ずから創り上げた空間を1日1組、限定5組のゲストが体感しました。その幸運な5組の一人でなくても、ホテル内のバー「ヴィクトリア」で同じく“起源”をテーマにしたデュワーズのオリジナルカクテルを年内限定で楽しむことができます。
富士屋ホテルの創業者山口仙之助が牧畜業を志したエピソードにちなみ、牛乳を使った珍しいカクテル。ひと口飲むと、ウイスキーとソーダのベースをミルクの柔らかさが包み、柑橘とジンジャーの爽やかな香りがすっと抜けていきます。クラシックなバーにいることを忘れさせるような、エキゾチックな味わいです。
「日本のオーセンティックなカクテルで牛乳を使うことはありませんが、富士屋ホテルは外国人専用ホテルだった歴史もあり、海外のカクテルのレパートリーも多いのです」とバーテンダー氏。箱根伝統の寄木細工のトレーに菊の花をあしらい供される演出も心憎いばかり。紅葉見物の帰り、時間がゆっくりと流れる飴色のバーカウンターでひと休みはいかが。
期間:~12月31日(土)
営業時間:17:00~23:00
場所:富士屋ホテル内「ヴィクトリア」
メニュー:デュワーズオリジナルカクテル1,810円(サ込税別)


