
男の子の成長を祝う端午の節句である5日5日。1948年に施行された祝日法によって、「こどもの日」と定められ、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされた。愛らしいこどもの笑顔は、もちろんパパにもママにも最高のプレゼント。皇室ファミリーの「こども」時代を振り返ってみた。
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笑顔の絶えない家族と聞いて、思い浮かぶのは天皇ご一家の休日シーンだろう。
「最高の笑顔」のひとつにあげられるのは、02年にご一家が御料牧場に滞在したときの映像だ。
愛子さまを抱っこした雅子さまと陛下は、牧場の牛のそばに近寄った。愛子さまは牛が気になるのか小さな指を伸ばすと、牛も鼻先を近づける。「きゃあ」と声が聞こえそうなほど、大きな口を開けて笑顔を見せる雅子さまと、その隣で幸せそうな陛下の笑顔に心が温まる。

愛子さまの3歳の誕生日にあわせて、2004年12月に公開された映像では、手遊び歌に合わせて愛子さまがダンスを披露している。
横では、東宮時代の陛下と雅子さまが、とろけそうな笑顔で愛子さまの横にしゃがみ、一緒に遊び歌を楽しんでいる。愛子さまが「ママ」に甘えて体をくっつけながら、ほっぺを雅子さまの顔にぎゅっとくっつける場面もあった。
愛子さまは、手遊び歌をもう一つ披露。「とんとんとんとん、こぶじいさん」と、ほっぺに手でつくった「こぶ」をくっつけて、最後は「キラッキラッキラッキラッ、手はおひざ」の振りに合わせて、手をひらひらさせた。