元タレントの岩佐真悠子
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 グラビアタレントや女優として活躍した岩佐真悠子(38)が、芸能界を引退後、介護の現場に本格的に転身した。2020年に芸能界から退いた彼女は、24年12月の公開トークイベント「芸能界から介護職へ」で4年ぶりに公の場に姿を現し、現在は週5日、有料老人ホームで働く日々を送っていると語った。岩佐は「ミスマガジン2003」のグランプリを獲得し、その後は『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』『メイちゃんの執事』など多くのドラマや映画、バラエティー番組に出演し、約17年間にわたり芸能界の第一線で活躍した。

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「彼女が介護職へ進むことになったきっかけは、ミスマガ同期で親友の西田美歩の存在です。西田が介護タレントとして活動している姿を見て、コロナ禍を機に自身の人生を見つめ直し、この世界に興味を持ったそう。はじめは9割以上が認知症という特別養護老人ホームでの勤務となり、戸惑いもあったようですが、次第に表情やしぐさから高齢者の訴えを読み取れるようになったといい、今では『天職』だと語っています」(芸能記者)

 実は、介護の分野に進出している芸能人は意外と多い。お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつは、高校時代から20年に渡って介護職に従事している「プロ」だ。芸人として活躍する現在も、介護の現場や講演会を通じて情報発信を続けている。

「ほかにも、芸人では“あるある探検隊”でブレークしたレギュラーの2人は介護職員初任者研修やレクリエーション介護士1級を取得しています。そのきっかけの一つが、生活保護騒動後、介護施設でボランティア活動を続ける次長課長・河本準一の勧めだったといいます。また、サンドウィッチマン・伊達みきおは専門学校で福祉を学び、実際に福祉用具を扱う仕事をしていた経験を持ち、地元・宮城県の介護事業をPRする役割を担っています。意外なところでは、体操選手の経験を生かした『細かすぎて伝わらないモノマネ』が人気のオラキオは、19年に介護職員初任者研修、実務者研修を受講。20年からは介護人材の定着支援サービス『kaigo FIKA』で、介護に従事する若手職員のメンターを務めています」(前出・芸能記者)

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