
社会現象を巻き起こした「No No Girls」から生まれたHANA。実力と個性を兼ね備える7人が向かう先は、世界だ。AERA 2025年4月28日号より。
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「身長・体重・年齢」条件なしというガールズグループオーディション「No No Girls」から生まれた7人組ガールズグループ、HANA。これまで突き付けられてきた様々な“No”を自らの力で“Yes”に変えていく候補者たちの姿が社会現象を生んだ。
「30人の候補者と話していく中で自分と同じNoを突き付けられてきた人には共感しましたし、自分とは違うNoを突き付けられてきた人には気付きを与えてもらいました」(KOHARU)
「私はNoと言われた経験をバネにしているアーティストの曲に支えられてきました。オーディションを通してNoを抱えている人がたくさんいること、そしてNoを抱えながら頑張る姿にはパワーがあることを知りました」(CHIKA)
「ファンの方からいただいた『YURIちゃんの姿を見て頑張って生きようと思った』というコメントは今でも鮮明に覚えています」(YURI)
「同じ悩みを抱えていたことがわかると仲間意識や固い絆が芽生える。これからも多くの人と手を繋いでいきたいです」(NAOKO)
KOHARUが「昔は挑戦することを恐れて自分の可能性にストップをかけていた。オーディションで前に進む力をもらえ、今も『やるしかない』という気持ちが持続しています」と笑顔を浮かべると、MOMOKAが「オーディションを通して成長する姿を見せられたことはHANAの活動に説得力を宿してくれていると思っています」と続けた。デビュー曲「ROSE」には、7人が開花させた歌/ラップ/ダンスの実力と個性に「トゲだらけの世界でも自分次第で美しく咲くことができる」というHANAだからこそのメッセージが乗っている。早くも初の海外ライブ出演も決まった。世界中でHANAが咲く日が待ち遠しい。

(ライター・小松香里)
※AERA 2025年4月28日号