
12日放送「カギダンススタジアム2025」(フジテレビ系・午後7時)は、昨年の27時間テレビで話題を呼んだ「新しいカギ」(フジテレビ系・土曜午後8時)主催のダンス企画だ。9人の芸能人が高校ダンス部と3ヵ月猛特訓!優勝を目指す。出場メンバーの1人、芸人のキンタロー。は、社交ダンスでの大会優勝経験もあり、日本代表に入るほどの実力者だ。高校生と共に今回の大会も勝ち取れるのか。そんな彼女の過去の注目記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年5月26日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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12年間在籍した松竹芸能を3月末に円満退社したことを自身のSNSで発表したキンタロー。(42)。フリーになったことも影響してか、最近は今まで以上にモノマネネタの精度が上がり、その爆発的なパフォーマンスはネットでもたびたび話題となっている。
とくに5月12日オンエアされた「千鳥の鬼レンチャン3時間SP」(フジテレビ系)での恒例企画「サビだけカラオケ」では、アンジェリーナ・ジョリー、天才子どもトランぺッター、マリオのドッスン、コロッケ、デヴィ夫人などの高度な扮装(ふんそう)メークをしながらカラオケに挑戦し、スタジオに爆笑の渦を巻き起こした。
「半音でもずれたら即終了となる企画だけあって、扮装モノマネをしながら歌い続けるのは相当なテクニックが必要になるわけですが、キンタロー。はしっかり笑いを取りつつ次々とクリア。千鳥やかまいたちも爆笑しつつ、感心すらしていました。彼女のモノマネはいわば“誇張モノマネ”のジャンルになると思いますが、すごいのは『ちゃんと似ている』こと。全盛期のコロッケさんぐらいの爆発的な笑いを生み出せるモノマネ芸に仕上がっていると思います。もともとモノマネのクオリティーが高いうえに、アレンジが天才的にうまい。モノマネの“向こう側”をお茶の間に届けることができる数少ない芸人のひとりだと思います」(放送作家)