東京・港区のマンションに住み月収100万円!?
イラストレーターに転向後、最初の頃は芸人仲間のイベントチラシやフライヤーを描き始めたネゴシックス。展示会を開催すると、元人気芸人だけあって多くの人が集まったという。彼の描くポップで色彩豊かなイラストは次第に評判になり、スニーカーブランドとのコラボや、自治体のPR缶バッジデザイン、歯科医院のロゴデザインなど、企業や団体のイメージを背負う仕事も増えていった。
「イラストレーターとしての地位を不動の物にしたのは、2021年には大ヒットした子供向け教材『うんこドリル かんじ』(文響社)で挿絵イラストを担当したことでしょう。同シリーズは累計1000万部を超えるベストセラーで、多くの人の目に触れました。さらに先輩である千鳥の冠番組『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(フジ系)のスタジオセットを手掛けるなど、どんどん仕事が拡大し、現在では仕事の比率が“1(芸人)対9(絵)”にまでなったと話していました。もはや芸人が副業といった方がいいくらいのレベルですよね。昨年、『家、ついて行ってイイですか?』(テレ東)に出演した際、東京・港区内の家賃29万円のマンションに住み、推定月収は100万円と紹介されていました」(民放バラエティー制作スタッフ)
イラストの世界で成功を収めたネゴシックスだが、もともと吉本興業のタレント養成学校の大阪NSC22期生で、同期には南海キャンディーズ・山里良太やとろサーモンの久保田かずのぶ、キングコング、ダイアン、なかやまきんに君などなど、そうそうたるメンバーが揃っている。“才能の宝庫”として有名な22期生だが、同期芸人からも一目置かれているようだ。
「2017年に同期の南海キャンディーズ・山里亮太が自身のラジオ番組でネゴシックスがイラストに本腰を入れ始めたために芸人としての活動がおろそかになっているのでないか、と話題にしました。当時、芸人たちの間でも問題になっていたのだとか。ネゴシックスと山里は25年以上にわたり盟友ともいえる付き合いをしており、彼をよく知っているからこその苦言だったのでしょう。同じく同期のとろサーモン・久保田とも仲が良く、結婚を発表したのも久保田の配信番組でした。歳が同じの先輩芸人・麒麟の川島からは『純正川島軍団』の一員とも呼ばれており、現在でもプライベートは川島と過ごすことが多く、お互いフィールドは変わっても変わらぬ関係性を築いているそうです。そんな交友関係を観ると、イラストの世界で有名になったネゴシックスが再び、芸人として活躍する可能性もありそうです」(同)
お笑いの最前線にはいなくとも、最前線で戦う仲間たちとのつながりは良好なネゴシックス。今後もお笑いにイラストに、活躍する姿を期待したい。(雛里美和)