そして、ホテルの料金約38万円がフジに経費として請求されていたことも報告しているが、広告代理店社員は明かす。
「今回の調査報告により、フジではこうした“会合”が頻繁に行われていた可能性もあり、その費用が経費として認められていたことから、会社組織としてある程度容認していたと多くの視聴者から受け止められても仕方がないところでしょう。世間の逆風はますます強まることになるでしょうし、スポンサー離れは改善されるどころかさらに拍車がかかるのではないでしょうか。
当初フジ側は、今年4月はあきらめて、最短で10月を目処にCM出稿の再開に向けて大手スポンサー企業にお伺いを立てる予定だったと聞きますが、かなり厳しい状況に追い込まれたのは間違いないでしょう」
フジテレビは「修正する力のある組織」か
インターネットやSNS上では、中居氏らとともに「スイートルームの会」に参加していた有力番組出演者のタレントUの正体やその動向にも注目が集まっているが、放送作家のひとりは指摘する。
「『BSフジLIVE プライムニュース』にキャスターとして出演している、フジ報道局解説委員で同元取締役の反町理氏(※3月27日付で取締役を退任)が、報道局の後輩女性社員2人に対するハラスメント行為があったと認定されたのも、今後にかなりの影響を及ぼしそうです。
バラエティーだけでなく、あろうことか報道の現場においてもハラスメント行為が常態化されていたということが公にされてしまったわけですから、現場の人間はいたたまれないでしょう。すでに椿原慶子アナと永島優美アナ、岸本理沙アナの今春での退社が報じられていますが、今後も報道系の番組を担当していたアナウンサーや記者が局を離れる可能性は十分あるでしょう。
ちなみに、フジのアナウンサーや局員に関しては、一部では高年収などと伝えられていますが、近年入社した若手に関してはそうでもなく、一般的な上場企業と比べても大差ないという話ですし、そのわりに仕事はかなりハードですからね」