ワースト1位は、残念ながら冨安健洋(アーセナル)を選ばざるを得ない。実力は申し分なく、プレミアリーグでも実績を残してミケル・アルテタ監督やチームメイトからの厚い信頼を寄せられているが、今季は昨年10月5日のサウサンプトン戦の後半39分から途中出場したのみ。今季開幕前の昨年8月に右膝の手術を受けて実戦復帰するも症状が改善せず、今年2月再手術を受けて今季絶望となっている。これまでも能力の高さを見せる一方で故障離脱を頻発させており、無事是名馬とは真逆の評価。「Transfermarkt」の市場価値でも昨年5月の3500万ユーロ(約57億円)から今年3月には2500万ユーロ(約41億円)と10カ月で1000万ユーロ(約16億円)もダウンした。一部報道でバルセロナへの移籍が取り沙汰されたが、気候、食事面も含めて環境を変えて再スタートすることは冨安自身にとっても悪くない。日本人ファンとしては、北中米W杯開幕時に万全の状態でプレーできていることを願うばかりだ。

(文・三和直樹)

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