ビール離れが進む中、動き出したキリンビールの異端社員の挑戦を追った一冊。大量生産のビールづくりに背を向け、社内の反対にあいながらも個人の嗜好に合わせた「クラフトビール」の専門店を出店するまでの道のりを描く。 ドラマかと思うほど、登場人物は個性的だ。「淡麗」「氷結」などヒット商品を連発し、ビールでの世界平和への貢献を真剣に目指す奇才、「ビールの精霊」と話す凄腕の醸造技術者、会社員には見えない伝…

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