
卒業生と保護者たちの大切な時間は、さらに続いたようだ。
卒業生は教室に戻り、クラスメートと写真撮影をしたり、後輩や先生方と話し込んだりして、それぞれに別れを惜しんだ。前庭などでは柔道着などを着た在校生らが卒業生を囲んでエールや拍手を送り、先生たちによるパフォーマンスもあったという。
「悠仁さまも名残惜しそうに、友人らと高等部の建物に入ったり、中庭やコートを回ったりされていたようです」(卒業生の保護者)
宮内庁はこの日、悠仁さまがバドミントン部の部活動中にジャンプしながらシャトルを打つ画像などを公表。去年の初夏まではバドミントン部に所属し、試合にも出場して友人たちを応援するなどしていたと明らかにした。
また、昨年9月の文化祭では、クラスメートと耐熱れんがを組み上げてつくった石窯で焼いたピザを販売。窯の中の温度を上げるために、れんがの組み方を変えるなど試行錯誤し、うまくピザが焼けたときに友人たちと達成感を味わっていたようだったという。
友人と手を振って
関係者によれば、悠仁さまはこれまで基本的に車で通学していたが、迎えの車に乗らずに友人らと帰ったり、どこかに立ち寄ったりすることもあったようだ。
悠仁さまは、お茶の水女子大学付属の幼稚園と小中学校に通ったあと、筑波大附属高校に進学したが、いずれの学校も近くにある。悠仁さまは卒業式前の取材で、
「15年間通ってきた地ですので、すこしさみしく感じるところもあるように思います」
と、通いなれた場所への感慨を口にした。