長野県に移住した鈴木杏
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 16日放送の「ホットスポット」(日テレ・午後10時30分)は、 脚本・バカリズムの地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー。1月からスタートし、今日最終回を迎える。地元のビジネスホテルで働く遠藤清美(市川実日子)41歳。支配人や同僚たちと平凡な日々を過ごしていた主人公。そんなある日、清美は交通事故に遭いそうになり…間一髪のところで宇宙人に命を救われる。絶対に他言無用の“その秘密”を、我慢できずに幼馴染の2人に話してしまったことから、平凡だった清美の日常が変わり始める。主人公の幼馴染の1人、中村葉月を演じた女優・鈴木杏について、特に読まれた記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年9月26日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

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 9月3日に自身のインスタグラムで長野県に移住したことを明かした女優の鈴木杏(37)。「さまざまなご縁に導かれて」移住したと報告し、「10年後どうなっていたいか、を思い描きながら日々生活しております。(薪割りと草刈りが日課になりつつあります。ジムいらず)」と近況についてもつづった。投稿に対し、コメント欄には「移住憧れます」と彼女の決断をうらやましがる声などが寄せられていた。

「“さまざまな縁”が何かは具体的に明かしていませんでしたが、長野といえば鈴木さんが10歳のときに豊川悦司さんと共演し、話題となったドラマ『青い鳥』の舞台です。過去に取材で、同作を『自分の基礎を作ってくれた作品』と話していたことがあります。親元を離れて、地方での撮影が続いたそうですが、共演者たちが皆やさしく、とても楽しかったそうです。喜びを得られたことがとても大きかったといい、『もし苦しい記憶だったらここまで俳優の仕事を続けらなかったと思う』とも言っていました。思い入れのある作品を作った場所というのも、もしかしたら長野を選んだ理由のひとつにあるかもしれません」(テレビ情報誌の編集者)

 以前から鈴木は田舎暮らしに憧れていたようだ。23年10月にもインスタグラムで「すこし前から、もっと自然の中で暮らしたいと思うようになった」という本音も明かし、「都会生まれ都会育ち、東京を出て生活したことはない。それなのに、東京で暮らすのって、ちょっと息苦しいかも、、、?と感じるようになった」と述べている。そして「畑をやりたい!」という気持ちが高じて、さらに『土を作りたい、土を学びたい』と思うようなったとつづっており、かなり本気だったようだ。

 きっかけは日本におけるパーマカルチャーデザイナーの第一人者・四井真治氏の著書を読み刺激を受けたからだそうで、所属事務所のYouTubeチャンネルでは、山の開墾の手伝いをするなど、以前から自然に関する興味が強かったことがうかがえる。

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