「自己防衛の人生でございます」
確かに、ホランがゲスト出演した過去のバラエティー番組を振り返ると、何かに対してネガティブな発言をしたり、自身の失敗談を自虐的に話したりした際には、すかさず「でも大好きなんですけど」「〇〇はいい場所なんですよ」などとフォローする場面が多々見られた。かつてバラエティー番組でライバルの芸能人を問われた際にも、「気になるのはSHELLYさんです」と答えた直後、間髪を入れずに「大好きなんです」と添えていたほどだ。
また、ホランにこれまで異性関係の浮いた話が一切なかったのは、週刊誌などに情報が漏れないよう「彼氏とツーショット写真を撮らない」というマイルールを徹底しているためだと明かしたことも。ホランはこの時、「自己防衛、自己防衛の人生でございます」と語っていただけに、今回の「Nスタ」でも「豚骨ラーメンは好きですけど」と予防線を張りそうなものだが、そうしたリスクヘッジの意識が吹っ飛ぶほどの強烈なにおいだったのかもしれない。
なお、アイルランド人の父と日本人の母を持つホランは、キッズモデルを経て14歳の頃に大手芸能事務所「アミューズ」に所属。その後の経歴について、芸能評論家の三杉武氏が話す。
「ホランさんは中学、高校、大学に通いながら俳優活動を行い、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』『メイちゃんの執事』などの人気ドラマに出演するもブレークには至りませんでした。青山学院大学に進学後は優秀な成績をおさめて、在学中には米・オレゴン州立大学に留学して演劇を学ぶなどスキルを磨きました。民放キー局5社のアナウンサー試験を受けるもすべて落ちてしまい、大学卒業後は就職せずに地元のスーパーでレジ打ちなどのアルバイト生活を送りつつ芸能活動を続けていきます。そんな中、2011年放送のドラマ『陽はまた昇る』の役作りのためにショートカットにしてから注目を集めるようになり、23歳だった12年4月から『NEWS ZERO』に起用されたのをキッカケにキャスターとしても存在感を放っています」