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日本列島には再び強烈な寒波が襲来。今夜から明日19日にかけて一段と寒気が強まるため、日本海側は雪の降り方が強まり、積雪が短時間で急増する所も。東海や近畿など太平洋側の平地も所々で雪に。明日19日朝は積雪による交通の影響に注意。寒波は3連休にかけて長く居座り、日本海側は大雪が続く見込み。

今夜~明日19日 交通への影響広がる恐れ 20日以降も影響続く

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日本列島は2月の初めに今季最強寒波の影響を受けたばかりですが、再び強烈な寒波が襲来しています。
今夜から明日19日にかけては一段と寒気が強まるため、北陸や東北の日本海側を中心に雷を伴って雪の降り方が強まり、積雪が短時間で急増する所もあるでしょう。特に沿岸部では風も強く、ふぶきで見通しが悪くなる所もありそうです。
道路の影響予測を見ると、明日19日にかけては、北海道や東北で交通のリスクが大きい見通しです。雪道運転に慣れている方も安全なルートを選び、車間距離をとって慎重に運転を行う必要があるでしょう。

また、関東は北部を中心に雪で、南部でも局地的に小雪が舞うことがあるでしょう。風が強く、寒気も強いため伊豆諸島でも「所により雪や雨」の予想です。
また、東海や近畿など太平洋側の平地も所々で雪が降り、明日19日朝は積雪による交通の影響に注意が必要です。名古屋市では8日朝に積雪1センチを観測したところですが、明日朝も積雪や路面凍結による交通の影響にご注意ください。

20日以降も日本海側は同じような場所で雪が続き、北陸周辺では局地的に雪の降り方が強まる見込みです。しばらく大雪による立往生などのリスクの高い状況が続くでしょう。

今夜~明日19日 西日本も雪のエリアが拡大 山沿いは大雪の恐れ

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今日18日午後3時には大阪でも「にわか雪」を観測しました。太平洋側にも雪雲が局地的に流れ込んでいて、今夜は四国で交通に影響がありそうです。
明日19日にかけては近畿や中国地方など日本海側を中心に雪が降るでしょう。山沿いでは大雪となり、平地にも雪雲が流れ込んで、局地的に積雪となる恐れがあります。
道路の気象影響予測によりますと、明日19日から広い範囲でリスクが高く、中国地方や四国では20日朝にかけて交通に影響が出るリスクが高くなっています。峠を越える運転はなるべく控えて、いつも通る道も通行止めなどの影響がないか、事前に確認するようにしましょう。

明後日20日にかけての予想降雪量

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今夜~明日19日にかけては、広い範囲で「警報級の大雪」となる恐れがあります。
東北から中国地方にかけての日本海側や関東北部、長野県、岐阜県、三重県でも大雪警報の発表される可能性が「中」程度あると予想が出ています。

上の図は明後日20日にかけての48時間予想降雪量です。東北から中国地方では山沿いを中心に70センチ以上の紫色の表示が見られ、さらなる大雪に警戒が必要です。

今日18日午後6時から明日19日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
関東甲信地方 50センチ
北陸地方   70センチ
東海地方   60センチ
近畿地方   50センチ

その後、明日19日午後6時から20日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
関東甲信地方 30センチ
北陸地方   50センチ
東海地方   40センチ
近畿地方   40センチ

20日午後6時以降も日本海側は強弱を繰り返しながら大雪が続く見込みです。今回の寒波は3連休最終日の24日頃まで長く居座るでしょう。
すでに東北南部や北陸、関東~東海の山沿いなど平年を上回る大雪となっている所に、さらに積雪が増える見込みです。
しばらくは大雪による交通への影響に注意し、なだれや屋根からの落雪に十分ご注意ください。除雪作業にかかる際には、必ず1人ではなく2人以上で携帯電話など何かあった時に連絡がとれるように対策をして取り掛かるようにしましょう。

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