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宮内庁の新浜鴨場(千葉県市川市)で2月14日、「外交団鴨場接待」に初めて臨まれた天皇、皇后両陛下の長女の愛子さま。「鴨場デビュー」のコーデは、深みのあるグリーンのジャケットにチェック柄のスカートだった。皇室に伝わる伝統的な鴨猟で賓客をもてなす行事だけに、シックな服装は当然とも言えるが、ここ最近の愛子さまの落ち着いた装いに歴史文化研究者の青木淳子氏は「心」を感じると話す。
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愛子さまの鴨場接待「デビュー」は、当初は昨年11月の予定だったが、直前に同三笠宮妃百合子さまが薨去されたために中止に。そして今回、秋篠宮家の次女の佳子さまとの「ペア公務」が実現し、その装いも注目されていた。
これまでに鴨場接待に参加した経験のある佳子さまは、ワインカラーのツイードのジャケットに、インナーは深みのある赤のタートルと、颯爽としたパンツスタイル。そして今回が鴨場デビューとなった愛子さまは、深みのあるグリーンでまとめたスタイルだった。
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皇室のファッションにも詳しい歴史文化研究者の青木淳子氏は「落ち着いた中にも清楚さを感じさせる装い」には、愛子さま“らしさ”がにじむと指摘する。
「深みのあるグリーンのジャケットに、同色系のタータン・チェックのスカート。インナーは白のタートル。鴨場に入られた時には、黒いバッグと黒い革の手袋をお持ちで、鴨場接待という外交の場を意識したような、より改まった印象を受けました。黒いロングブーツのヒールは低めで、動きやすさも考えられていたと思います。
楕円のイヤリング、四つ葉のクローバーをイメージしたかのようなブローチは、緑色で、鴨場という自然な場所にふさわしいトータルファッションでした」