レディー・ガガ、激辛ソースに耐えながら音楽から“逃げ出したい”と思ったことを回顧
この記事の写真をすべて見る

 キャリアであれ、激辛ソースであれ、レディー・ガガは決して諦めない。現地時間2025年2月13日に公開された『Hot Ones』の新エピソードで“死の手羽”を征服したこのスーパースターは、自身のキャリアから“逃げ出したい”という衝動に打ち勝った時期について本音を語った。

 段階的に辛くなるホット・ソースがかけられた植物由来のチキンを食べながら、ガガは音楽、テクニック、そして米ニューヨークの売れないクラブ・パフォーマーから世界的なアイコンへと上り詰めたことなど、人生とキャリアを網羅する質問に答えた。そんな彼女に司会のショーン・エヴァンスは、インタビューを締めくくる最後の質問として、「これまで逃げ出したくなったことはありますか?」と尋ねた。

 辛味が残る痛みをこらえながら、ガガは繰り返し瞬きをし、「このパニック状態にある私にそんな深い質問をするなんて」と言いつつ、米マンハッタンのThe Slipper Roomなどでパフォーマーとして活動していた日々を振り返り、「ニューヨークにいた頃のコミュニティが恋しくなって、それが本当に辛かったですね。もうやめてしまおうかと思ったことも確かにありました」と答えた。

 だが彼女は、「自分は絶対にそうしないと確信しています」と付け加え、「私は間違いなく試されましたし、常に諦めませんでした。そして今もそれを続けているのですから、それをやりたいということに違いありません」と述べた。

 ガガは3月7日に7thスタジオ・アルバム『メイヘム』をリリースする。同作には先行シングル「Disease」と、現在米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100"で5週目の1位を記録中のブルーノ・マーズとのデュエット曲「Die With A Smile」、そして現地時間2月2日に放送された【グラミー賞】授賞式中に解禁された3rdシングル「Abracadabra」が収録されている。

 【グラミー賞】といえば、「Die With A Smile」は<最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)>を受賞し、ガガとブルーノは授賞式で新たなトロフィーを手にした。この受賞によりガガの受賞総数は14回となった。これは彼女がキャリア初期に諦めようとしていた頃から長い道のりを歩んできたことを意味する。自身のキャリアの始まりについてさらに振り返ったガガは、かつては自分のマネージャーになりすまして会場のブッキング担当者に電話をしていたとエヴァンスに告白した。「“彼女は今すごくアツいですよ”とか言ってました」とガガは笑いながら振り返った。

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼