写真家の故木村伊兵衛氏に業績を記念し、1975年に創設された木村伊兵衛写真賞は今年、第49回を迎えました。先日、一次審査が行われ、ノミネート作家とその作品が決定しました。

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選考委員同士で、いろんな意見が飛び交う。(左から)今森光彦氏、大西みつぐ氏、長島有里枝氏、澤田知子氏(写真すべて/佐藤創紀・朝日新聞出版写真映像部)
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 朝日新聞社は日本の写真の発展に尽くした木村伊兵衛氏の業績を記念して、1975年に「木村伊兵衛写真賞」を設け、2008年4月に出版部門が朝日新聞出版として独立した後は、両社の共催となりました。

 選考は、写真関係者の方々からアンケートにより候補者を推薦いただき、選考委員である写真家の大西みつぐさん、長島有里枝さん、澤田知子さん、今森光彦さんが評議を重ねました。

 その結果、作家6人とその作品がノミネートされました。

受賞者は3月下旬に発表

 二次審査で第49回木村伊兵衛写真賞の受賞者を決定し、3月下旬に朝日新聞紙面および朝日新聞出版ニュースサイト「AERAdot.」にて受賞者と作品を発表いたします。

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ノミネート作家の6人は……