『すべてがFになる』などで人気の作家・森博嗣による「100の講義」シリーズ第5弾。言葉や現代の日本社会、身の回りのことをめぐる著者の独特なものの見方がユーモアある語り口で披露される。 私たちが慣習的に使っている言葉も、よく考えれば実に変だ。「穴のあいた靴下」というと人々は「使い古された靴下」だと思う。だが、靴下には新品の時から穴が開いているのだ。そうでないと足を入れることができない。おやじギ…

続きを読む