明日4日から、この冬一番の強烈な寒気が長く居座るため、東海地方では、寒さと雪の影響が長引くでしょう。車の立ち往生や高速道路などの通行止め、新幹線などの鉄道が大幅に乱れる恐れがあります。名古屋市内でも、今週は雪の降る日が多く、積雪の可能性もありそうです。最新の気象情報と交通情報をこまめに確認して、予定の変更や中止も検討するようにしてください。
強烈な寒波 東海地方への影響は?
今日3日は、低気圧が日本海を発達しながら東寄りに進み、明日4日からは、日本付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。
①いつからいつまで極寒?
明日4日以降、東海地方の上空1500メートル付近は、マイナス9℃以下の寒気に覆われる日が続く見込みです。寒気の流れ込みが強まるタイミングでは、マイナス12℃以下の平野部でも大雪の目安となる非常に強い寒気が入ることが予想されます。明日4日から今週末頃にかけて、昼間も気温が上がりにくく、極寒となるでしょう。
②岐阜県は災害級の大雪警戒・雪に慣れない地域も積雪に注意・警戒
岐阜県を中心に大雪となり、災害級の大雪に警戒が必要です。上空の風向き次第では、東海地方の平野部にも発達した雪雲が流れ込み、雪が降り積もる恐れがあります。最新の雪情報に、少なくとも1週間程度注意が必要です。
短時間のドカ雪にしばらく警戒
寒気の強さや発達した雪雲の動向、上空の風向きによって、大雪の範囲や降雪量は変わってきます。発達した雪雲がかかれば、短時間で一気に積もるドカ雪となり、車の立ち往生が発生する恐れがあります。
日ごとの予想降雪量 どこでどれだけ降る?
今日3日は、日本海を進む低気圧の影響で雪の降る所がありますが、湿った雪のため降る量は少ない見込みです。明日4日から、岐阜県を中心に大雪となる見込みです。愛知県や三重県の山沿い、関ケ原町などでも、雪の量が多くなる恐れがあります。平野部でも積雪となる所があるでしょう。名古屋市内でも、今週は雪の降る日が多く、積雪の可能性もありそうです。6日(木)以降も、大雪の範囲や降雪量に注意が必要です。
大雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。ビニールハウスなどの農業施設の被害に注意し、カーポートなどの簡易な建築物や老朽化している建築物などは倒壊のおそれがあるため、近寄らないように注意が必要です。
大雪警報発表基準
明日4日から8日(土)にかけて、岐阜県飛騨地方と美濃地方では、警報級の大雪となる可能性「中」の日が続き、特に、5日(水)は「高」となっています。上空の風向き次第では、今週末にかけては、愛知県や三重県でも大雪になる所がありそうです。大雪警報の発表基準は、地域によって大きな差があります。自分の住んでいる地域の基準を確認し、雪への備えを早めにしておくと安心です。
寒波による影響は様々
長引く寒波は様々な所に影響を及ぼします。東海地方でも、高速道路などの通行止め、新幹線などの鉄道が大幅に乱れたり、車の立ち往生が発生する可能性があります。最新の気象情報と交通情報をこまめに確認して、予定の変更や中止も検討するようにしてください。