制度としての結婚に思い入れを持たない

ゆか「ひろゆき君は、仮にお互い経済的に自立できている夫婦って状況だったら、離婚してもいいって考える?」

ひろ「1人で生きていける覚悟があるなら離婚してもいいんじゃない? だけど、仮に再婚したとしても、その相手が今の旦那さんを超える可能性はあまり高くないと思うんだよね。だから、元鞘か、悪化か、独身の3択。元鞘なら離婚しなくていいし、悪化なら離婚しないほうがいい。だから、独身でいいなら離婚もあり。

 経済的にマイナスになったり、離婚することで子供が不幸になったりとかないなら、好きにすればいいと思うよ」

ゆか「私も、自立した大人同士、子に対する影響と責任をきちんと考えられれば、別居も離婚も自由だと思う。そもそも結婚を、制度以上の意味合いで考えるから、ステータスの変更が、さも大ごとで取り返しのつかないことであるかのように受け取るわけで。

 別居しようが離婚しようが、親子が親子であることは変わりないし、どんなステータスでも、一緒にいたければいられる。

 これは、自分が幼少期に親の離婚を経験しているので、制度としての結婚の状態に思い入れが少なくて、良くも悪くも、どんな状態でも親子関係は続くという現実を見ている部分も影響しているのだろうけど」

ひろ「君の解釈が正解な可能性もあるけど、最悪を避けることが良いと思ってるおいら。子供に負担をかけるとか、経済的にマイナスになるとか、不都合を呑み込めるぐらい大きなメリットがあるなら動けばいいと思うよ。『ただ、なんとなく』みたいな理由だと、デメリットのほうが大きいと思う……という当たり前の回答をするおいら」

ゆか「似たような悩みを抱える人の中には、そういう状況の人もいるかもしれないね。『自立してないけど生活レベルは維持したい。だけど一緒にいるのはなんか嫌』みたいな甘えた考えだったら、もう一度冷静に考えてみよ? あと、たとえ夫婦が終わっても、親子の関係は続くので、そこは責任ちゃんと果たせよって感じかな」

ひろ「ういうい」
 

総括

・気持ちの問題だけなら、選択は自由だけど経済的な自立は必須。そういう状況じゃなければ、別れることのメリット・デメリットを冷静に分析してみて
・カウンセリングなど、第3者で状況を客観的に見れる人に話をしてみるのも一手
・子どもがいる場合、たとえ夫婦は終わっても、親子・家族の関係は続く事は忘れないで
 

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