朝起きてからなるべく早く報酬(例:大好きなパン屋)にたどり着くためには、することを減らすといいでしょう。
まず、身支度を最小限にすることで、時間を節約できます。身支度のいくつか(例:洗顔、スキンケア、ヘアセット、着替えなど)の中で優先順をつけて3位までのもののみ実行してみるなどもいいでしょう。
また、家事は他の時間帯に行うようにします。たとえば、掃除や洗濯は必ず朝出かける前でないとだめでしょうか? 自分の常識や当たり前を疑うことが大事です。また、ご家族と同居の方は、誰かに家事を手伝ってもらうことで、負担を分散できます。
さらに、たとえばメイクや、新聞やネットニュースのチェックなど外に出てからでもできることは、できるだけ外出してから済ませるようにすることが重要です。お気に入りの香水の「ある人は、家でつける余裕がなくても、アトマイザーなどに入れてバッグに入れておけば外出中につけることができるかもしれません。これらの方法を実践することで、報酬が遅延しないしくみが整います。
ノリコさんは、前の晩から翌日に着る服を枕元に置いて寝ました。まずは、何よりも「外に出てパンを買いにいく」という行動を優先するために、メイクもヘアセットもしなくていいように、マスクをして髪は束ねて外出することにしました。とりあえず着替えさえすれば案外ノーメイクでも大丈夫なものです。
外に出て体が完全に目覚めて元気になってきたら、持参したメイクセットで簡単に化粧をしてもいいでしょう。洗濯は帰宅後にすることにしました。食材や日用品はネットスーパーで注文し、とにかく休みの日のお楽しみを最優先にしたのです。
こんなふうに起きてから出かけるまでのハードルが下がったことで、やっとノリコさんは休日の朝でも布団から出ることができました。