起床時に強い太陽光を浴びることで体を目覚めさせる、物理的なしくみを用意するのはどうでしょう。私たちは、地球の自転と少しずれている体内時計を、太陽の光(自然光)を浴びることで日々調整していますから、太陽の光と睡眠リズムは深い関係があるのです。
具体的な方法として、最も簡単なのはカーテンを開けたまま寝ることです。こうして、起床時間に自然光を取り入れるようにします。設定した時間になると音だけでなく光りながら起こしてくれる光目覚まし時計を使用することも効果的です。
また、家電のタイマー機能を使えば、起床時間に合わせてエアコンで適温を作ったり、ラジオやテレビが自動で点いたり、炊飯器で米が炊けたりします。最近ではスマート家電を使えば、カーテンの開閉からコーヒーの抽出まで自動でできます。炊き立てのご飯や淹(い)れたてのコーヒーがお目覚めのご褒美になれば、起きるモチベーションも上がりますね。
アオイさんは、こうした工夫に加えて、Bluetooth やWi-Fiを介してスマホなどと接続し、プラグに繫いだ家電を遠隔操作できるスマートプラグを使ってアロマディフューザーを起きる時間にセットして、アロマオイルは目覚めをよくするというローズマリーにしました。ちょっと刺激的で清涼感のあるローズマリーの香りが部屋いっぱいに広がり、素敵な気持ちで目覚めることができました。スマートプラグは安いものであれば2000円以下から購入できます。