ちまたでは「大豊作」と予想する声も多く聞かれている冬ドラマだが、中でも注目を浴びているのがタレントのバカリズムが脚本を務め、市川実日子が民放連ドラ初主演する「ホットスポット」(日本テレビ系)だ。
1月12日に初回を迎える本作は、バカリズムが人気脚本家としての地位を不動にした2023年のドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)の制作チームが再集結。山梨県のとある町を舞台に、ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(市川)がひょんなことから宇宙人に出会う“地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー”だという。
脇を固めるのも、東京03・角田晃広、鈴木杏、夏帆、ココリコ・田中直樹など個性派ぞろいだが、とりわけドラマファンの期待値を上げているのが、「ブラッシュアップライフ」にも出演していた野呂佳代(41)のキャスティングだ。彼女が演じるのは、清美が働くホテルの清掃員・中本こずえで、プライベートの様子をSNSで頻繁に発信しているというキャラクター。放送前からネット上では「野呂さんが出るなら面白いの確定じゃん」「彼女の演技がまた見られるのが楽しみ」「バカリズムさんの独特な会話劇に、野呂佳代さんの演技がどう融合するのか、今から放送が待ち遠しいです」といった声が飛び交っている。
しかし、メインキャストでもない野呂がクローズアップされているのはなぜなのか。その理由をスポーツ紙の放送担当記者が解説する。
「ここ2年ほど、野呂が出演したドラマはかなりの高確率で好評を得ているんです。『ブラッシュアップライフ』のほかにも、『ザ・トラベルナース』、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』、『ラストマン-全盲の捜査官-』、NHK大河ドラマ『光る君へ』、『舟を編む~私、辞書つくります~』、『アンメット ある脳外科医の日記』、『西園寺さんは家事をしない』など、挙げればきりがないほど。今やドラマファンの間では『野呂が出るドラマにハズれなし』という格言まで生まれ、なかば伝説化し始めていますよ」