
百田:そうだったんですね。先輩たちがアイドルをやっていたのはもちろん知っていますけど、社長にそんな思いがあったなんて知らなかったです。ももクロを結成してすぐの頃、よく路上ライブで先輩たちの曲を歌わせてもらっていたんですよ。
森尾:路上はね、スターダストの原点なんです。女の子ではももクロちゃんが初めてだと思うけど、男子はみんな路上からスタートした人たちだったの。原宿の竹の子族ってわかる?
百田:聞いたことあります!
森尾:彼らのような路上で踊っている男子をスカウトしてきて、新しい形で売り出していたの。沖田浩之さんや一世風靡、今も事務所に残っているマコちゃんもそう。なので、ももクロちゃんが代々木公園の路上ライブから始めたのは、スターダストとしては正統派なんですよ。
百田:そんな話、初めて聞きました。「路上で学んでこい!」が事務所的には王道だったなんて。
森尾:レッスン場が空いてなかっただけかもしれないけど(笑)。
百田:森尾さんはスターダストができてどれくらいのタイミングで入ったんですか?
森尾:創業3年目くらいだと思います。沖田さんがいて、たしか三田寛子さんが「2年B組仙八先生」に出ていた頃です。
百田:どうしてスターダストに入ったんですか?
森尾:なんだろう……一番熱心だったからかな。いろんな事務所さんから誘っていただいたんですけど、スターダストだけはしつこいぐらい電話をかけてきて。「お話だけなら」ということで代官山にあった事務所を訪れたら、そこがあまりにも小さくて、デスクも電話もちょっとしかなくて、「本当にここが芸能プロダクションなの?」ってびっくりしてね。社長は「アパート」って言ってたけど、マコちゃんに言わせれば「ほったて小屋」(笑)。
百田:今のところ長所が一つもないです(笑)。
森尾:だけど社長は「ようこそ、ここがスターダストです!」って感じであっけらかんとしていて。とても熱心だったし、高校に通いたいという私の思いもしっかり聞いてくれたので、「ここに入ろう」と決めました。最後は社長の人柄ですね。
百田:へぇ〜!