歌、サックス、チェンバロで中世・ルネッサンス音楽から創作歌謡までを歌いあげる3人のユニットが、谷川俊太郎の詩に遊び心を刺激され、音楽にした。15篇の詩集にヴォーカル入りのCDがつく。
「スーパーマンは駅前の本屋さんで スーパーマンの漫画を五さつ買いました」とチェンバロに弾むような「スーパーマン」。「うんこよ きょうも げんきに でてこい」と優雅ささえ感じさせる調子の「うんこ」。ソフトに始まるが、「大臣がなんどかわろうが うそつきはやっぱりいやだな」とふいに歯切れの良さを利かせる「あくび」。讃美歌風の歌い出しにサックスが寄りそう「春の臨終」。ユーモアたっぷりの自由詩がジャズ、あるいはバロック風の洒落た音楽に乗る。作品ごとに活字の色やフォントが変わり、とぼけたイラストが愉しい本。
※週刊朝日 2016年7月29日号
暮らしとモノ班 for promotion
![](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/120m/img_2c2151530ec9e64a6cace9d04c8e49f7696508.jpg)
もうすぐ2024年パリ五輪開幕!応援は大画面で。BRAVIA、REGZA…Amzonテレビ売れ筋ランキング