29日放送の金曜ロードショー(日テレ系・午後9時)は映画「アナと雪の女王」が放送される。エルサの日本語吹き替えを担当したのは女優の松たか子。声優としても活躍する彼女の注目記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2022年9月23日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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女優の松たか子(45)をはじめ、上川隆也、広瀬すず、志尊淳など豪華俳優陣が出演する野田秀樹作・演出の舞台「Q:A Night At The Kabuki」。東京公演は大好評のうちに幕を閉じ、台北公演はあまりの人気にチケット販売が一時停止するほどの盛況ぶりとなった。同舞台を巡っては、松が共演者に自身がCM出演する山崎製パンの商品を大量に配り、現場は“ヤマザキ秋のパン祭り”状態だったことが「NEWSポストセブン」(9月14日配信)で報じられ、話題になった。
こうしたなか、松に対して「女性として作品をご一緒して、メチャメチャかっこいいなと思った」(「日曜日の初耳学」TBS系・5月15日)と憧れの女優として挙げているのが、同舞台で共演している広瀬だ。
「この『Q』が初舞台となった広瀬さんですが、稽古の仕方やどこまで台本を覚えればよいかなど、わからないことだらけだったそうです。そんなとき、野田さんに『たかちゃん(松さん)についていけば大丈夫』と言われ、とにかく松さんがやっていることをまねしたとインタビューで明かしていました。本番中にセリフが飛んでしまったこともあったそうですが、『大丈夫、大丈夫!』と軽く返してくれて、『男前だ!』と思ったそうです。共演者や演出家など男性が多かった現場だったようですが、全員が口をそろえて、『松さんは男前だから』と言っていたと笑って暴露していました」(テレビ情報誌の編集者)
広瀬以外でも、憧れの女優として松の名前を挙げる若手女優は多い。女優の上白石萌音もそのひとりだ。情報番組に出演した際、「松たか子さんが大好き」と切り出し、「どういうフィールドでも一流じゃないですか。映像もやられるし、舞台もステキだし、歌も大好きだし」と目を輝かせ力説。「どこに行っても筋を通して説得力を持てる方にすごく憧れます」と松を絶賛した(「ノンストップ」フジテレビ系・21年10月25日)。