「偏った思い込み」への提言
また、佳子さまといえば、ジェンダーに言及したスピーチが多いことでも知られる。
前述の「ガールズメッセ」では、「大人から子どもへ、無意識なものも含め、偏った思い込みが伝わっていることが多々あると感じます」と、強い意志を込めた発言をしている。
ジェンダーレスの考えはもともと、父である秋篠宮さまの考えだった。宮家では、「侍従」「女官」といった男女別の名称を廃止し、性別にとらわれない働き方を実践している。
秋篠宮さまも佳子さまも互いに記者会見などで、激しいケンカをしたというエピソードに言及していることから不仲説も流れるが、秋篠宮家と交流がある人物は、
「公務への向き合い方や勉強の方法など、ご両親がアドバイスされる部分は多いはずで、不仲というよりも、佳子さまも30歳に近いご年齢なので、距離をとるのは自然なことではないでしょうか」
と話す。
訪問したペルー現地のメディアに、「パーフェクト・スマイル」「ほほえみのプリンセス」「和製キャサリン妃」と評された佳子さま。
佳子さまを学生時代から知る人物は、こう話す。
「昔から芯の強いご性格だった。いまは国民とのすれ違いも多く、あれだけ叩かれているなかで、内心では辛い思いもあるでしょう。しかし、笑顔を絶やさず『完璧』に仕事をやり遂げる意思の強さは、彼女の宝でもある。ご結婚でも幸せになっていただきたいとは思うが、頑張り過ぎず、元気で過ごしてほしい」
佳子さまへの期待は、高まるばかりだ。
(AERA dot.編集部・永井貴子)