先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA dot.」で2024年11月4日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。
【写真】かつて西武の中心選手として女性人気を集めたこの選手も戦力外
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各球団がチーム再建に向けて動き出すなか、打倒・巨人で来季のV奪回を目指すのが阪神だ。2021年から阪神のスペシャルアシスタント(SA、23年から球団本部付SA)を務めていた藤川球児新監督が就任。現役時代から取材していたスポーツ紙デスクは、藤川監督についてこう語る。
「視野が広く、リーダー気質ですね。現役時代は阪神だけでなく、メジャーリーグのほか、自らの意思で独立リーグでプレーしたのでいろいろな引き出しを持っている。岡田彰布前監督がメディアを通じて、選手に苦言を呈した時に大きく取り上げられていましたが、岡田前監督は厳しく接しても起用し続けていた。藤川監督のほうが厳しいし、選手間の競争がシビアになると思います。結果を出さなければ、実績ある選手でも淘汰されていく。メジャーでは当たり前の世界ですが、阪神も生存競争が激しくなるでしょう」
至極まっとう
藤川監督は就任会見で最も強化すべきポイントについて聞かれ、以下のように語っている。
「非常に難しいんですけど、ベテランと言われる選手。僕もベテランの時期を過ごしました。その中で僕たちが現役を引退して、いよいよ、優勝はしました。勝てば勝つほどプレッシャーが高くなり、求められる責任感というのが大きくなります。ただ必要なのは力です。力が必要なのは間違いないです。プレーヤー個人の力がなくてベテランっていうのは、僕は必要ないです」
この発言はメディア各紙で大きく取り上げられたが、阪神OBは「藤川監督の発言は至極まっとうだと思います」と指摘した上で続けた。