12日(火)午前3時、フィリピンの東で、台風25号「ウサギ」が発生しました。現在、台風22号・台風23号・台風24号と、4つ台風が同時に発生していて、11月としては統計開始以来、初めてのことです。
台風25号「ウサギ」発生
12日(火)午前3時、フィリピンの東で台風25号「ウサギ」が発生しました。中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。
台風25号は、発達しながらフィリピンの東を西よりに進み、16日(土)には沖縄の南に達するでしょう。沖縄県の先島諸島の海上では影響が出るおそれがあります。今後の情報にご注意ください。
台風22号・台風23号・台風24号と、現在4つの台風が同時に発生している状況で、11月としては、これまでなかったことです。台風が4つ同時に発生したのは、2017年7月23日以来、7年ぶりです。
台風の名前
「ウサギ」は、日本が用意した名前で「うさぎ座」に由来しています。
台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。