5位 十戒(1984) 12票
同票で5位に入ったのは、9枚目シングル「十戒(1984)」(1984年7月25日リリース/作詞:売野雅勇/作曲:高中正義/編曲:高中正義・萩田光雄)だ。この曲が選ばれた理由は「かっこいい」(50代・男性)のひと言に集約されるかもしれない。
中森明菜の「かっこよさ」は、若い世代の女性も引き付けている。10代~20代のファンからもこんな声が上がる。
「可愛さとかっこよさの融合がすごい。振り付けと衣装が印象的で大好き!」(10代・女性)
「中森明菜さんについて少女Aしか知らなかった時にたまたま見た十戒(1984)を初めて見たときの衝撃が大きく、ファンになったきっかけの曲です」(20代・女性)
「歌詞、衣装がとてもかっこいいから。当時の髪型もとてもおしゃれで明菜ちゃんの力強い歌声を感じられる曲のひとつだから」(20代・女性)
「メロディー、歌声、パフォーマンス、衣装すべてがかっこいい」(20代・女性)
「“愚図ね”から始まる歌詞が印象的だから」(20代・女性)
かわいい、なのに、媚びないかっこよさも持つ個性は中森明菜にしかないものかもしれない。
「曲も振り付けも衣装も全方位ツッパリモードで、歌詞ですら“ツッパリ系とはいえ、アイドルにこんな攻撃的な歌詞を歌わせる!?”という攻撃の幕の内弁当状態。比較するのはよろしくないが、他のアイドルだったら所謂コミックソングで終わっていただろう所をストーリー性ある上質な一曲に昇華されたのは紛れもなく中森明菜が国内最高レベルの歌手だから」(40代・女性)
1984年「第35回NHK紅白歌合戦」で歌唱されたが、2024年は「十戒(1984)」発売から40年目の年。始動した中森明菜の紅白のステージ復帰も期待してしまう。
3位 北ウイング 14票
いよいよベスト3! 同票となった2曲のうち、最初は「北ウイング」(1984年1月1日リリース/作詞:康珍化/作曲・編曲:林哲司)。最近では、『林哲司50周年記念トリビュートアルバム サウダージ』(2023年11月8日リリース)に中森自身がセルフカバーした「北ウイング-CLASSIC-」が収録されたことが話題になった。公式YouTubeチャンネルでは、歌唱動画もアップされ再生回数は約650万回(5月2日現在)を記録している。