4日月曜午後は、北海道や東北北部で、雨雲や雷雲が発達するでしょう。不安定な天気の後は、この時期にしては「強い寒気」が南下するので、北海道では山だけでなく、平地でも雪が降り、積雪となる所がありそうです。落雷や突風、急な強い雨の後は、路面の凍結にも、ご注意ください。
4日月曜午後 北海道だけでなく東北でも 発雷確率アップ
4日月曜は、前線を伴った低気圧が、北海道を通過するでしょう。
そのため、午前中は、北海道で雨のエリアが広がり、局地的に雨雲や雷雲が発達しました。レーダーを見ると、正午現在、北海道の南西部を中心に、活発な雨雲や雷雲が確認できます。北海道檜山地方の石崎では、午前11時59分までに1時間降水量13.5ミリを観測しました。
午後は、北海道だけでなく、東北北部も大気の状態が不安定になるでしょう。積乱雲が発達し、雷の発生する所がありそうです。正午現在、北海道や東北北部の広い範囲に「雷注意報」が発表されています。また、発雷確率を見ますと、特に秋田県付近で、確率が高くなっています。落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。
雷雲が近づくサイン その時どうする?
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
不安定の後 北海道では 平地でも積雪の可能性
そして、この不安定な天気の後は、この時期にしては「強い寒気」が流れ込むでしょう。札幌の上空では、1月下旬(真冬並み)の寒気が予想されています。上空の寒気の底は、6日水曜夜~7日木曜朝になりそうです。
この寒気の影響で、北海道では5日火曜の朝から山で雪が降るでしょう。6日水曜の日中からは、次第に平地でも雪に変わりそうです。特に、気温の低くなる6日水曜の夜~7日木曜の朝は、平地でも積雪が多くなる可能性があります。
普段、雪に慣れている所でも、シーズン最初の雪は、十分お気をつけください。
シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。