迎えた今年度、出雲で2区を走って9人抜き&区間賞の会心の走りを披露しており、全日本での信頼度も高いが、より注目されるのが箱根だ。今年度も山登りの5区を走れば、昨季の悔しさ、反省も生かしながら、新たな“山の神”となって学生生活最後の駅伝を終えることになるかもしれない。山登りのライバルとして昨季の箱根5区で区間新記録(区間は城西大・山本唯翔に続く2位)をマークした“若の神”こと青山学院大の若林宏樹(4年)がおり、「吉田vs若林」の対決は大きな見どころになるはずだ。
もちろん、この5人以外にも注目のランナーが多くおり、今後の全日本、箱根と、多くのランナーが襷リレーに参加することになる。そして最後に笑うのはどの大学か。その中でヒーローになるのは誰か。まずは11月3日の全日本駅伝での“熱戦”が期待される。