5大ドームツアーという夢を事務所史上最速で叶えたSnow Man。深澤辰哉が明かすアルバム制作秘話。AERA 2024年10月28日号より。
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CDデビューから4年10カ月。2020年当時からSnow Manの9人が目標として掲げてきた主要5都市の5大ドームツアーが、4thアルバム「RAYS」をひっさげて、11月9日の札幌を皮切りに始まる。数多くの人気アイドルグループを輩出してきた所属事務所のなかでも5組目、しかも史上最速で、実現したことになる。
「5大ドームはずっと目標にしていたし、素直にうれしいです。何より、それだけ多くの方に直接会えるということなので、楽しみですね」と深澤辰哉は言うが、ミリオンヒットを連発していることを思えば、昨年が4大ドームだったことが不思議にも思える。「いやいや、やっぱり札幌は僕たちも初めてだし、難しいと聞きますから」と謙虚な答えが返ってきたものの、蓋を開ければ、やはり札幌も落選する“全落ち”のファンが続出。その人気ぶりを見せつけている。
ツアー構成や演出はこれまで深澤と阿部亮平が中心となって進めることもあったが今回は?
「昨年のドームも、例えばオープニング映像はラウールが主導してくれたりしましたし、今回もみんなでアイデア出しあって、ですね。アルバムも、ツアーでこういう曲をやりたいな、っていうのを意識して作っています。みんなで盛り上がる曲入れたいよね、とか、このへんで聴かせる曲がほしいよね、とか。まあネタバレになっちゃうんで、あんまり言えないですけど(笑)、いろんなテイストのものを詰め込んだので、ツアーもアルバムも、あ、次これくるんだ、っていうのを楽しみに聴いてもらえたらなと思います」
そのアルバム、「RAYS」のリード曲「EMPIRE」は、モーツァルトの交響曲第25番をサンプリングした壮大な楽曲だ。
「モーツァルト以外にもクラシックをサンプリングした楽曲をたくさん聴かせていただいて、そのなかから、これだ、って。いままでにないサウンドで、音楽性広がったなって感じますね。振り付けもちょっとコンテンポラリーっぽい踊りで、新しいものを見せられているかなと」