ザ・ウィークエンド、トラヴィス・スコットの豪シドニー公演でサプライズ登場
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 トラヴィス・スコットが現地時間10月18日に豪シドニーで行った【サーカス・マキシマス・ツアー】でファンにとって大きなサプライズがあった。偶然にも同国に滞在していたザ・ウィークエンドがアリアンツ・スタジアムのステージに登場したのだ。

 スコットは10月17日にシドニーでの最初の公演でこのサプライズをほのめかし、「明日の朝、友達に会いに行って、ステージに上がれるかどうか確認するつもりだ。本当は今日彼を呼ぼうとしていたんだ」と観客に話した。

 その後、彼はザ・ウィークエンドをフィーチャーした楽曲「CIRCUS MAXIMUS」をパフォーマンスし、2日目への期待を高めた。

 両アーティストはパフォーマンス前に、シドニーの象徴的なルナ・パークからの謎めいた動画も公開した。公園の入口にある明るく照らされた人の顔を模した巨大な像は、スコットの『アストロワールド』のイメージと驚くほど似ており、彼のブランディングの重要な要素であるカーニバルの雰囲気を醸し出している。ファンはこれにすぐに気づき、何か大きなことが起こる兆しを感じて盛り上がった。

 約束通り、ザ・ウィークエンドは18日にステージに登場し、スコットと共に「CIRCUS MAXIMUS」「Pray 4 Love」「SKELETONS」「WAKE UP」など、彼らの多くのコラボレーション曲をパフォーマンスした。

 2人の長年のコラボレーションによって培われた化学反応は明らかで、ステージを盛り上げ、ファンを喜ばせた。スコットはザ・ウィークエンドを“史上最高のアーティスト”として紹介した。

 「この男が、自分に初めてのアリーナ・ツアーを与えてくれたんだ。彼がいなかったら、今このステージに立っていなかったかもしれない」とスコットはオーディエンスにザ・ウィークエンドについて語った。

 この公演は、シドニーのモア・パークにあるアリアンツ・スタジアムのコンサート動員数の記録を更新した。このスタジアムの座席数は45,500席で、最大55,500人まで収容可能だ。

 スコットの【サーカス・マキシマス・ツアー】のオーストラリアおよびニュージーランド公演は現地時間10月31日まで続き、ニュージーランドのオークランドで最終公演を行う。南半球でのツアーを終えた後、スコットと彼が設立されたレコード・レーベル<Cactus Jack>のスタッフは、11月17日に米ラスベガスで行われる【コンプレックスコン】で【CactusCon】を開催する予定だ。