5月も今日で終わりですが、実は6月1日が「牛乳の日」であることをご存じでしたか?
近年、スーパーに行くとさまざまな種類が店頭に並んでいて、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
身近な飲料・牛乳ではありますが、ひと口に“牛乳”といっても、実はいろんな種類の牛乳があるのです!
「牛乳の日」にちなみ、その種類と特徴をご紹介! 今日からぜひ、自分に合った牛乳を飲んでくださいね。

6月1日はそもそも「世界牛乳の日」。日本では2008年に「牛乳の日」として制定
6月1日はそもそも「世界牛乳の日」。日本では2008年に「牛乳の日」として制定
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「牛乳の日」って何?

酪農の盛んな地域では、新しい草が伸びる初夏から放牧を始めます。
生命力あふれるこの時季に、牛乳をはじめわれわれに恵みをもたらす生命や自然に感謝するお祭りやお祝いが、世界各地で行われていました。
これを受け、2001年に国連食糧農業機関(FAO)が、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」とすることを提唱しました。
これは、牛乳に対する関心を高めると同時に、酪農・乳業の仕事を多くの方に知ってもらうことを目的としています。
次いで2008年、日本でも酪農乳業団体が6月1日を「牛乳の日」と制定。
また6月の「食育月間」と連動して、6月の1カ月間を「牛乳月間」とし、牛乳・乳製品の理解を深める活動に取り組んでいます。

「牛乳の日」は、自然と生命の恵みに感謝をする日
「牛乳の日」は、自然と生命の恵みに感謝をする日

自分の好みの牛乳を飲んでいますか?

スーパーの店頭にたくさん並んでいる“牛乳”。
見た目はよく似ていますが、乳脂肪率の違いや成分規格によって、【成分無調整】と【成分調整牛乳】と【加工乳】に大別され、味も栄養価も異なります。
まずはそれぞれの特徴を知って、購入する際には牛乳パックに記載された成分表示を確認してみましょう。きっと、お気に入りの牛乳が見つかるはずです。
【成分無調整】
生乳を加熱殺菌したもので、水や他の原料は入っていないもの
○牛乳…乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分(※)8%以上の成分を含むもの
○特別牛乳…乳脂肪分3.3%以上、無脂乳固形分8.5%以上で、牛乳より濃厚
特別牛乳さく取処理業の許可を受けた施設で搾った生乳で製造したもの
【成分調整牛乳】
遠心分離によって脂肪の一部、または、水分の一部を除去したもの
→あっさりした飲み口で、カロリーが気になる人にオススメ
○低脂肪牛乳…生乳から乳脂肪分の一部を除去し、乳脂肪分0.5%以上〜1.5%以下にしたもの
○無脂肪牛乳…生乳から乳脂肪分を除去し、乳脂肪分0.5%未満にしたもの
【加工乳】
生乳に、脱脂粉乳、クリーム、バターなどの乳製品を加えたもの
○低脂肪タイプ…脱脂粉乳などを加えて、脂肪分を少なくしたもの
乳脂肪分1〜1.5%、無脂乳固形分8.5〜10%のものが多い
→脂肪は気になるけど、カルシウムはしっかり摂りたい人にオススメ
○濃厚タイプ…生乳に濃縮乳、クリーム、バターなどを加えたもの
乳脂肪分4〜4.6%、無脂乳固形分8.5〜10%のものが一般的
→とにかくコクのある牛乳が好きな人にオススメ
※無脂乳固形分とは、牛乳から乳脂肪分と水分を除いた成分

乳牛から搾った「生乳」を加熱殺菌したものが「牛乳」
乳牛から搾った「生乳」を加熱殺菌したものが「牛乳」

── 明日は、自然と生命に恵みに感謝しながら牛乳を飲みましょう。
以後、6月の1カ月間は「牛乳月間」として、全国各地の酪農乳業関係者によるイベントや乳業メーカー各社の工場見学などが企画・実施されています。
ぜひ、HP等をご覧になって、お近くの会場に足を運んでみては。
(参考)一般社団法人JミルクHP、雪印メグミルクHP

牛乳によって成分はさまざま。購入の際は、表示を確認を
牛乳によって成分はさまざま。購入の際は、表示を確認を