AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年10月21日号では、ともに理学療法士でヨガインストラクターの近藤めぐみさんとピラティスインストラクターの近藤和行さん夫婦について取り上げました。
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妻26歳、夫31歳で結婚。双子の長女・次女(小学校2年生)と三女(2歳)、うさぎ1羽と暮らす。
【出会いは?】お互いに理学療法士であり、同じ職場の先輩、後輩として出会った。
【結婚までの道のりは?】テニス、サイクリングなど共通の趣味をきっかけに交際するようになり、約3年で結婚。
【家事や家計の分担は?】できる方ができることをやるスタイル。財布・家計は一緒。
妻 近藤めぐみ[36]理学療法士/ヨガインストラクター/自己肯定感講師
こんどう・めぐみ◆1988年、東京都生まれ。フリーランスとして、理学療法士の経験を生かしながら地域の産後のお母さんや赤ちゃん向けに、産後ヨガクラスや親子の自己肯定感講座、子育て支援センターなどの委託で発達講座などを開催中
夫の第一印象は「厳しそうな先輩」。実際は全然違って、話してみるととても穏やかでした。患者さんにとってもいやしの存在のようで、特に高齢の女性患者さんから絶大な人気でした。
入社して2年目に私は別の病院に異動になりましたが、共通の趣味を通じて一緒に出かけるようになりました。職場での様子と変わらず、誠実で信頼できる人柄に次第にひかれていきました。結婚して10年がたちましたが、常に家族ファーストです。
2人とも今の時期は子どもたちと過ごす時間も大切にしたいと考えています。仕事とプライベートのバランスが取れるよう、夫婦で協力し合い、働き方の自由度が高いフリーランスにも力を入れています。
休日に仕事が入ることもありますが、仕事ぶりを見ている子どもたちは仕事は楽しいものだと思ってくれているようです。将来は曜日ごとに違う仕事をしてみたいと話してくれます。働くことにいいイメージを持ってくれているようで、うれしく思っています。